平塚市立神田中学校で7月3日、SNSの危険性を伝える「サイバー教室」が行われた。
講師を務めたのは平塚警察署から依頼を受けた大磯町の星槎国際高校サイバーボランティアゼミに所属する生徒9人。当日は同中学の全校生徒を対象に「ちょっと先輩」として講義した。
SNSは人の命を奪う可能性があるため、ネットリテラシー(インターネットを適切に使いこなす能力)を養ってほしい、トラブルに巻き込まれたら誰かに相談してほしいなどと訴えた。
講師が制作・出演する注意喚起動画も上映。マッチングアプリで男性と会う約束をした少女が車で連れ去られる映像などを紹介した。インターネットゲームをする際も注意が必要とし、無料と有料を見極める、保護者に課金限度を相談するなどポイントを伝えた。
受講した畠山暁斗さん(3年)は「スライドを使った説明が分かりやすかったし面白かった」と話し、講師を務めた田中羽菜さん(3年)は「私たちのように年齢が近い存在が話すことで伝わったのではないか」と感想を述べた。
平塚市では、子どもがスマートフォンを持ち始めた10年程前から、平塚警察署の署員らが中心となりサイバー教室を実施している。
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