夏休みの小学生向け仕事体験「救命救急センター24時」が7月27日、平塚市民病院(南原/中川基人病院長)で初めて開催され、親子連れ約40人が参加した。
地域の子どもたちが医療の仕事を体験し、関心を深めてもらう同イベント。当日児童たちは3つのグループに分かれ、心臓マッサージやAED(自動体外式除細動器)、聴診や気管挿管など、実際に医療の現場で使用されている器具などを使って、診療や救命処置などを学んだ。
施設の外には災害時医療支援車「DMAT車」も展示され、能登半島地震の被災地支援のため、職員が派遣された際の活動も紹介された。
血圧測定を体験した中原小5年の原田彩輝さんは、「血管を測るとどくどくと血が流れているのがわかった」と目を輝かせ、「お医者さんは難しい仕事をしているんだ」と尊敬の眼差しで職員を見つめていた。
中川病院長は「子どもたちだけでなく、職員も生き生きとしていた。地域医療の中核を担う総合病院として、平塚で生活する人々と一体感を感じられる場にしていきたい」と思いを語った。
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