湘南龍拳ボクシングフィットネスジム(平塚市宮の前/川端龍也会長)に所属する吉井康介さん(武相高2年)が、8月に行われたインターハイ(IH)で3位に入賞した。
最軽量クラスのピン級(46kg)に所属し、距離を取って戦うアウトボクシングスタイルを得意とする吉井さん。昨年は同大会で3位に入賞していた。今年は6月に行われた関東大会で優勝し、再びIHへの出場権を得た。
初戦から順調に勝ち上がり、準決勝では昨年同大会準決勝で負けた因縁の相手と対戦。IH、国体、選抜大会の3冠を持つ強敵だが、入念に対策して臨んだ。
昨年は積極的に攻められ後退する場面があったが、今年は相手の懐に飛び込んでいくインファイトに切り替え、パンチもよく入っていた。しかし、局面を優勢に見せるテクニックに優れ、パワーでも上回る相手に押され0対4で敗戦。3位という結果に「今度こそ優勝を目指していたが、十分な準備ができていなかった」と悔しさをにじませ、川端会長は「勝ってもおかしくない試合だった。まだ2年、次がある」とエールを送る。
吉井さんは来年3月の選抜大会に向け牙を研ぐ。「準決勝でも実践したが、相手によって戦い方を変える技に磨きをかけたい。あくまで目標は全国1位」と前を向いた。
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