7月から平塚市ラグビーフットボール協会の会長を務める 荻野 宏治さん 平塚市大島在住 52歳
ラグビーの普及目指す
○…平塚市と県西地域でラグビーの普及、選手の支援、スクール活動を通じた青少年の健全育成を行う平塚市ラグビーフットボール協会。アジアで初めて開催されたラグビーW杯2019日本大会を前に、16年に設立された。「ラグビーを盛り上げるチャンスという空気だった。特に若い世代が活躍できるようサポートしていきたい」と同協会の意義を語る。
○…5人兄弟の末っ子で、幼い頃は兄弟喧嘩ばかりしていたという。「ごはんの奪い合いをしていた」と笑い、「でも、よく兄について行って遊んでいた」と懐かしむ。ラグビーに出会ったのは二宮高校入学時。中学からの先輩から名前だけ書いてほしいと言われ仮入部したのがきっかけだ。「血気盛んな年頃だったから、自分より体格の良い相手に向かっていけるのが楽しかった」と振り返る。仲間にも恵まれた。「引退直前の試合で、一度もトライをとったことがなかった自分のために、みんながサポートしてくれたのが忘れられない」
○…高校卒業後は、市内の建設業「甲斐組」に就職。社長とは幼馴染でラグビー経験者という縁もあり、同協会設立メンバーとして尽力。毎週日曜日は、3歳児から小学6年生までが対象の「平塚市ラグビースクール」で指導する。練習場は市内の土沢多目的広場にあるが、「試合ができる場所も市内にあるとありがたい」と現在の課題もにじませる。
○…名門である東海大学ラグビーフットボール部の応援もしており、毎年12月は壮行会を主催する。「地元に強いチームがあることを大勢に知ってほしい。ラグビーは団結力や精神力を養う素晴らしいスポーツ。地域の人に魅力を伝え選手らを支えるのが自分たちの使命」と目を輝かせた。
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