10月から崇善公民館で茶道講座を始める 轡田 嘉風(くつわだ かふう)さん(本名:絢子さん) 平塚市龍城ケ丘在住 78歳
茶道を日常の当たり前に
○...平塚雲傳心道流茶道会の代表を務める傍ら、茶道の魅力を伝えるために10月15日から崇善公民館の和室で茶道講座を始める。「2年前に公民館が新しくなって素敵な和室ができたので、この場所を利用したいと思った」ときっかけを話す。「茶道の流派のひとつである雲傳心道流は、おいしいお茶を点てたいという思いを持つことを大切にしている。使う道具は高価である必要はなく、そこにある物でいい」と訴える。
○...平塚市龍城ケ丘で生まれ育った。9歳の時に学び始めた茶道は、母親が希望した習い事だった。「母は花や和裁をしていたから、茶道は私に教えてもらおうと思ったみたい」とほほ笑む。稽古場には子どもが少なかったため、大人のように会話するようになっていったという。「同級生の男子に"話すと婆さんみたい"と言われていた」といたずらに笑う。指導者への道が始まったきっかけは、家元の跡取りと一緒に全国大会で茶を点てることが決まった19歳の時。「上がり症を克服するために、誰かに教えて自信をつけたいと考えた。友人が弟子になってくれたお陰で乗り越えられた」と周囲への感謝を口にする。
○...両親の影響で、物心ついた時から根っからの巨人ファン。「自宅ではテレビで野球を見ることが多い。サスペンスや動物の番組も好き」と話す。カメラも趣味で、仲間との旅行ではその腕を振るうなど様々なことに興味を持つ。
○...同講座は今後、月2回の開催予定で、参加費は和菓子代の500円のみ。「技術は二の次。茶道は、書や焼き物、花などにも触れることができるので、日本の伝統文化が凝縮されている。茶道が日常の当たり前になったら良いな」と軽やかに話した。
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