平塚市では、仕事を休めない保護者に代わり、病気の子どもまたは回復期の子どもを預かる「病児・病後児保育事業」を、宮の前と松風町の市内2カ所で実施している。3カ所目の拠点となる「病児・病後児保育室ここいこすまいるるーむ」が11月1日(金)、岡崎地区に開所する。
「ここいこすまいるるーむ」(平塚市岡崎238の1)は、医療法人感謝の郷(小宮山学理事長)が運営。同法人のありがとうみんなファミリークリニックに隣接する。同保育室の整備は、昨年度から準備が進められてきた。
家庭医療専門医の小宮山理事長は、2015年に同クリニックを開業した当初から、病児保育を担いたい気持ちがあったという。「家庭医の専門性は地域のニーズに応えること。地域の子どもたちのため、保護者のサポートのためにできれば」と思いを話す。同保育室に勤務する保育士の栁田紀子さんは開所にあたり、10カ所以上の病児保育室へ見学に行ったという。「病気の子どもを預かるだけでなく、発達を支える場でもありたい」と話す。
同保育室は隔離室1室、保育室3室を完備。保育士2人が常駐し、隣接するクリニックと連携を図る。
利用対象者は市内在住、または保護者が市内在勤・在学の生後6カ月から小学校6年生で、病気中または回復期にある子ども。定員は6人、料金は1日2000円、時間は月〜金の午前8時30分〜午後6時30分。ネット予約サービス「あずかるこちゃん」に事前登録し、利用時には小児科を受診し、医師連絡票が必要となる。
問い合わせはここいこすまいるるーむ【電話】0463・79・5139。
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