6月に神奈川県新聞販売組合の組合長に就任した 柏原 亮介さん 平塚市唐ケ原在住 57歳
地域見守りも役割
○…横浜市・川崎市を除く神奈川県内の新聞販売店で構成されている神奈川県新聞販売組合。1979年に結成され、現在約300店が加入している。「組合がいま一番促進しているのは学校の”すべての教室に新聞を”」と力を込める。県内の各小中高に、1部でも新聞を置いてもらえるよう運動する。
○…代表取締役を務める(有)アレシアは、大磯町西小磯に販売店があり、大磯町全域と平塚市唐ケ原が配達エリアだ。平塚市で販売店の店長を務めていた時に、この場所で廃業する店があると聞いて引き継いだという。「あくまでも新聞販売が基盤だが、配達を強みにしてお年寄りに役立つことがあれば」と考えた結果、遺品整理や酒配達などの事業も手掛ける。人材不足解消にも取り組んでおり、来年10月からは読売新聞本社の制度を活用し、スリランカから日本語を学んだ配達員を招くという。
○…大磯サーフィン協会代表の顔も持ち、町内でサーフィンスクールを実施することで、挑戦したい人のきっかけづくりをしている。「宮崎県の青島中学校にはサーフィン部がある。大磯にもつくってほしいと教育委員会にお願いをしているところ」とエネルギッシュに語る。同協会は4月、大磯北浜海岸のごみを回収する「海箱」を3カ所に設置。「中身は月曜日、通勤時に自分が回収している」と浜辺の清掃や海を守る活動も欠かさない。
○…「新聞配達員は地域の見守りもしている。電気がついている時間帯や洗濯物の有無、停まっている車などいつもと違うことにすぐ気が付くので、人命救助をすることが多々ある」といい、「新聞購読者は減っているが、地域に根差している限り無くならない」と意欲を燃やしている。
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