大磯テニスアカデミー出身で、現在株式会社リコーのテニス部に所属する大川美佐さん(22)と、同アカデミーでコーチを務めるプロテニスプレーヤーの古屋美智留さん(31)が10月13日まで東京都で開催された「三菱電機ビルソリューションズ全日本テニス選手権99th」の女子ダブルスでそれぞれ本選に出場した。
大川さんは、大磯町立国府小学校、国府中学校の出身。7歳から大磯テニスアカデミーに通い、インターハイや国体にも出場しているほか、昨年の全日本選手権ではダブルスでベスト4の成績を残している。
今大会では同じくリコーテニス部に所属する原口沙絵さん(27)とペアを組み出場。序盤からペースをつかむことができず、一回戦で敗退となったが、「課題が明確になった試合だった。昨年のベスト4を超える成績を目標にがんばります」とコメントした。
古屋さんは、中京大学卒業後、アマチュアの大会に出場するなどしてランキングを上げ、2017年にプロに転向した。大磯テニスアカデミーでは3年前からコーチを務めている。
古屋さんは8月に宮城県で開催された「ダンロップ第88回東北オープンテニス選手権大会」で優勝した時と同じく、中島美夢さん(23・昭和化工)とペアを組み今大会に出場した。
初戦から第2シードの相手とあたり敗退。「レベルの差を痛感した」と振り返るが、「運動量の多い中島選手の動きを生かした、自分たちらしい点の取り方ができた。実りはあった」と前を向く。
シングルスで大会に出場することが多いという古屋さんだが、「コーチの経験を通して、試合運びを俯瞰して観る機会が増え、戦術を楽しめるようになった」と話し、「子どもたちにも伝えられることがあればうれしい」と話していた。
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