平塚市内郵便局主催の夏休み企画「第11回ありがとうを伝えよう」コンクールの受賞作品が9月に決定し、平塚市立南原小学校5年の堀田天麻(てんま)さんが最優秀賞に選ばれた。
同コンクールは、手紙の書き方体験授業の一環として行われているもの。子どもたちが「ありがとう」の気持ちを相手に素直に伝え、思いやりの気持ちを育むことを目的としている。
天麻さんは受賞を担任の棚橋弘典教諭から聞いたといい、「賞を狙っていたわけではないので、びっくりした」と率直な感想を話す。
手紙は両親に宛てて書かれたもので、「いつもの感謝の気持ちを伝えたかった」と思いを込めた。また、「手のひらは自分の成長を伝えるのにわかりやすいと思った」と、自身の手のひらをハガキに書き写した。
自宅の郵便受けから手紙を受け取った父親の貴志さんは「かわいい手紙が届いた」と驚いた様子だったものの、天麻さんと手のひらを合わせ、「ありがとう」と感謝を伝えたという。母親の瑞樹さんも「手紙をもらったのはハーフ成人式以来。普段から感謝の気持ちを伝えてくれる方だけど、うれしかった」と頬を緩めた。
天麻さんの手紙は、「ストレートに心に響く」と講評された。同コンクールには市内の小学校27校が参加し、約1100点の応募があった。
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