県内在住・在学の高校生が神奈川県庁の本会議場や議会委員会室を使用し模擬県議会を開催する「かながわハイスクール議会2024」(日本青年会議所関東地区神奈川ブロック協議会主催)で、平塚学園高校3年の山元誠大(まさひろ)さんが議長を務めた。今回で18回目となった同事業で、平塚の高校から議長が選出されたのは初めて。
8月に委員会、10月には本会議が実施された同事業。初日には議長選挙が行われ、山元さんは投票権のある94人の高校生議員の前で1分間スピーチ。山元さんは「神奈川県の人口はアラブ首長国連邦の人口とほぼ同じで、一国と同じポテンシャルがある。石油は出ないけれど豊かな観光資源で盛り上げたい」と訴え、他の5人の立候補者より多く票を獲得した。
政治や社会へ興味があり、1年時から同事業に参加している山元さん。以前議長を務めた先輩の背中を追いかけ議長に立候補した。「議長の務めは本会議の進行。一議員としては委員会活動に力を入れた」と話す。
10月19日の本会議では、「ジェンダー問題を啓発するにはSNSでの広報にもっと力を入れるべき」と黒岩知事に提言。黒岩知事からは、「若者への発信が足りないと感じた」との回答があった。
山元さんは「素晴らしい事業。自分より若い人たちに同じような経験をしてほしい。今後はファシリテーターとして後輩のサポートをしていきたい」と力強く話した。
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