県立高浜高等学校(平塚市高浜台)で11月8日、創立90周年を祝う記念式典が行われ、在校生や同窓生など約850人が参加した。牛久保浩一校長は在校生に「自分たちの過去、未来を改めて考える時間にしてほしい」と話した。
同校文楽部による『寿式二人三番叟』の上演で開幕した式典。在校生や同窓生、学校関係者が参加し、節目を祝った。
実行委員長としてあいさつに立った同窓会ゆかり会の伊藤みゆき会長は「高浜高の一員と胸を張って言えるよう、一人一人が自覚を持って行動し、新たな高浜高を作っていってほしい」と激励。同会からは60年ぶりに新調された校旗、PTAからは集会用テント2張りなどが寄贈された。
在校生代表として登壇した全日制生徒会長のイトウゴット・リュータ・ジョン・ゲバラさん(3年)は「入学時から新型コロナの影響でさまざまなことが制限されたが、生徒や先生方の協力のおかげで徐々に生徒会も活発な活動ができるようになった。これからも一丸となって盛り上げていきたい」と感謝を述べた。
次の100周年へ
高浜高校は前身となる平塚市立実科高等女学校が1934年に開校し、43年に市立高等女学校と改称。48年に市立高浜女子高等学校となった。その後、50年に市立高浜高等学校、59年に県立高浜高等学校となり、93年の男子生徒の入学開始から共学となった。
定時制については新制高校ができた48年に設置され、50年に平塚商業高校定時制に移管。その後、2020年に再度高浜高校に定時制普通科として移管され、現在に至る。
同校では式典と同日に90周年を祝した記念誌を発行。祝辞を述べた牛久保校長は「この10年、さまざまな変化があったが、生徒たちには”福祉の心”が根付いていると感じる。次の100周年の時には、社会人となった卒業生に会うのが楽しみ」とエールを送った。
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