今年110周年を迎えたフルサワ印刷株式会社(二宮町二宮)の4代目。「まちの印刷所」として創業し、今ではJR東日本の販促グッズのほか、駅構内や電車内のラッピングを手がけるなど事業は多岐にわたる。
事業の発展のポイントはきらりと光るアイデアだ。2021年に長谷寺の本尊造立1300年を記念した「江ノ電」の車内ラッピングでは、床部分にドローン撮影した同寺の枯山水をプリント。五色幕をモチーフにした吊り革など、寺院の厳かさはそのままに、インパクトのあるデザインに仕上げた。「せっかく企業対企業でお仕事させていただくので、地域や文化、環境への配慮を踏まえた良い提案をしたい」と目を輝かせる。
「ここまで続けられたのは、新しいことを取り入れる時も応援者であってくれた父の存在が大きい」と感謝する。現在、女性初の二宮町商工会副会長を務め、子育て中の女性を積極的に雇用するなど、女性活躍にも心を寄せる。「二宮を女性活躍日本一のまちにしたい」と笑顔を見せた。
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