中井町の生涯学習施設「農村環境改善センター」の建替えに伴い、新たな施設を作るためのワークショップ「わいがやサロン」の最終回が11月23日、同センターで開催された。全6回で、延べ475人が参加。中井町では現在、同センター建替えについての基本計画のパブリックコメントを募集している。
「農村環境改善センター」の建替えは、同施設の老朽化によるもの。現在の中井町役場の後方、保健福祉センターの隣に建設予定で、図書室や多目的ホールなど既にある機能は保ちながら、新たな施設として生まれ変わる。
ワークショップは、公共施設のプロデュースなどを行うアカデミック・リソース・ガイド株式会社の岡本真代表取締役がファシリテーターを担当。町内在住者だけでなく、習い事などで同施設に関わる町外からの参加も広く募った。
これまで、先進事例の視察として東京都多摩地域を訪問したり、美・緑なかいフェスでアイデア投票するなど、今年6月から活動を実施してきた。最終回では、参加者から募った「新しい生涯学習施設で大事にしたいこと」をまとめた56項目を、その場で基本計画に落とし込んだ。路線バスや家族の迎えを待つことができる「待合スペース」や、リラックスして集えるソファなどの設置、サードプレイスとして利用しやすい図書館などが盛り込まれた。
生涯学習課の担当者は、「町民の熱意を感じられた。想定していたよりもソフト面の充実を求める声が多く、実現できそうなものもたくさんあった」と話す。
基本計画は中井町HPで公開中。パブリックコメントは12月23日(月)まで受け付けている。同事業の設計者の選定は公募型プロポーザルで実施する予定で、2月15日(土)に誰でも傍聴可能な形で最終審査を行う。次年度に基本設計、実施設計に入り、2027年12月の開館を目指している。
これまでの取り組みは同サロン公式noteでも確認できる。
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