平塚市立中原小学校の5年生と市立ひばり幼稚園の年長児が12月10日、同小で給食交流を行った。この取り組みは、小学校生活に向けて幼児や保護者が抱えている不安など、「小1ギャップ」の解消を目的としている。
中原小とひばり幼稚園では、10年以上前から生活科や総合学習の授業を通して交流を行ってきた。10月には園児に小学校を紹介しようと、校庭や体育館で鬼ごっこやボール遊びなどを楽しんだという。5年生と年長児は今回2回目の交流となり、児童が同小のピンク門で園児を迎えると、両者ともに笑顔があふれた。
園児11人と5年生81人がそれぞれグループに分かれ、5年生の3クラスで給食を食べた。同園では普段は弁当のため、皆と同じメニューで配膳された給食は新鮮という。5年生に囲まれながら給食を食べた男子園児は、「お魚がおいしかった」と笑顔を見せた。同園の卒園生という女子児童は、「自分も就学前に学校に遊びに来たことを覚えている。そのとき楽しかったので、進学への不安がなくなった。上手に園児の補助もできたと思う」と話した。
同園では、幼小交流のねらいを明確にし、交流前には活動計画案を作成。幼小それぞれの活動のねらいを共有することで、園児・児童の成長につながるという。
西浜馨園長は「日頃から小学校と交流を持つことで、不安が解消される。園児にとって給食は珍しいもの。皆と同じメニューを食べることで給食のイメージをつかめたのでは」と話した。
|
<PR>
平塚・大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|
|
|
<PR>