大磯プリンスホテルでアート作品を展示した写真家の Peta(ペータ)さん(本名:松本 淳さん) 大磯町東小磯在住 41歳
新たな桜作品生み出す
○…大磯プリンスホテルで開催されている「OISO SAKURA ART2025」で4月6日まで展示されたイルミネーション作品を制作した。様々なジャンルのアーティストが集結し、全国各地で光と反射の空間を創り出す「ミラーボーラー」の一員として活動。今回は作品の構成やメイン制作を担当した。桜の花が光を灯したように見える「ハナアカリ」をテーマに六角形と五角形で構成された半球体のオブジェを前に「誰かが少しでもハッピーになれていたら」と笑顔で話した。
○…大阪府生まれで、本業は写真家。高校1年の時、友人の影響でフィルムカメラにのめり込んだ。「旅好きだったので、全国各地にある友人の家を巡りながら人の生活を撮影していた」と振り返る。大学卒業後は、アメリカやカナダ、メキシコに渡り現地の狩人や猟師を撮影しながら彼らと共に生活した。帰国後は、音楽ライブの撮影などをする商業カメラマンとして活躍してきた。
○…「ミラーボーラー」は、2011年に加入。これまで奈良の西大寺や陸前高田市、江の島など全国150の現場に携わってきた。4月19日から5月6日までは、江の島サムエルコッキング苑を会場に作品を展示する予定だ。
○…写真家として力を入れているのは、ガラス板やアルミ板にコロジオンという薬品を塗ったフィルムを使用する「湿板写真」を作ること。「フィルムの高騰や生産の減少が心配で」ときっかけを話す。妻と小学4年生の息子と一緒に、湿板でポートレートを撮影する移動写真館で日本を回るのが楽しみ。3年前に移り住んだ大磯町は、「老後を過ごしたいと思った場所」。終の住処に選んだまちを拠点に活動していく。
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