神奈川県行政書士会平塚支部長を務める 佐藤 誠さん 桃浜町在住 47歳
熱血漢の法律家
○…体調を崩し辞任した前支部長の後を継ぎ、今年9月に臨時総会で任命された。自ら志願しての就任だった。「以前から支部の中で体制を変えていこうという空気があった。若い自分がやらねばと思った」と、胸のうちを語る。行政書士とはどういった仕事で、何をしてもらえるのか。それを情報として発信し、周知していくことが現在の一番の課題だ。
○…「行政書士は身近なまちの法律家でありたい」と話す。行政書士が扱うのは遺言や相続、成年後見、クーリングオフ、契約書作成、交通事故関連など様々。支部主催の無料相談会で相談員を務めているが、法律相談をどこにすればいいかわからないという声が多いと感じるそうだ。「我々は、そういう人たちが気軽に声をかけられる存在でいいと思う。そんな環境を作ることが必要」と持論を語る。
○…北海道の函館出身。銀行の融資部や商社、セブンイレブンジャパンの店舗開発など様々な職を経験し、5年ほど前に行政書士として独立した。大学で始めたラグビーが趣味で、いつか競技に戻ろうとジムで体を鍛えているが、今は忙しくTV観戦のみ。2019年日本開催のラグビーワールドカップが楽しみで、「その時は仕事を休んでドップリ観戦するのが密かな野望」と冗談交じりに笑う。「あとは6歳と1歳の娘と遊ぶのも楽しい」と、父親の顔をのぞかせる。
○…「立候補したからには、引き継いだ1年半の任期で新しい方向性の道筋をつけたい」と、支部長としての目標を語る。個人としても、これまでの経験と行政書士の知識を生かし、起業をフォローする業務に力を入れていきたいという思いもある。「ただアドバイスをするだけじゃなく、もっと踏み込んだところで関わるようなフォローをしたい。そのためのプランはあるし、実際にやっていることもあるよ」。熱血漢の法律家は、常に前を見つめ新しいことに挑戦している。
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