意見広告・議会報告
対談企画 長寿と子供に優しいまちへ 森正明県議、河野太郎代議士
地元選出の自民党議員、森正明県議と河野太郎代議士が平塚市について対談を行いました。2氏はまちの将来像について熱い思いを語り合いました。
目指せ「平塚スタイル」
森「織田信長が出陣の時に好んで舞ったという謡曲の一節に「人間五十年」とありますが、今や人生は八十年になりました」
河野「私は長生きできることは良いことだと思います。健康をどう維持していくか、八十年をどう生きるかが大切です。平均寿命が短い時代に設計された制度を時代にあわせて変えていく必要があります」
森「これからの平塚は高齢化率だけでなく高齢者の実数が増えていきます」
河野「働きたい人はいくつになっても働ける社会が必要ですが、それは国全体でつくるのではなく地域ごとにつくっていかなければならないと思います」
森「高齢者が増えれば高齢者向けのサービスが必要になってきますが、そこは元気な高齢者に雇用を提供する場にもなるはずです。
たとえば一人住まいの高齢者が平塚でも増え、栄養バランスを考えた食事ができていない人もいます。そのために地域の高齢者が気軽に集まって昼食、夕食を食べることができる地域のダイニングルームをコミュニティが提供するようなことが考えられます。
そこを地域の様々な人も利用できるようにすれば、コミュニティの核になると思います。中学校のそばに地域ダイニングをつくれば、中学生も昼食を一緒に食べることができます」
河野「これまでのような縦割りで考えるのではなく、新しい仕組みを作ることが大事ですね。長寿社会に適した街は子供にもやさしくなるでしょう」
森「平塚は地域のまとまりがあり、学校や公民館のような核があります。それを取り囲む商店街や農業、水産業を地域で盛り立てていかなければなりません。
たとえば地域の商店街がなくなると、高齢者は買い物難民になってしまいます。地域の商店街を守るのは、自分たちの暮らしを守るということでもあります。平塚市民の多くが地域の新鮮で安全でおいしい平塚の農作物を買うという行動をとれば、平塚の農業も強くなりますし、平塚の飲食店は地元のものを使うことを考えれば、平塚スタイルというものを作ることができると思います」
河野「JA湘南が、平塚の農家からコメを買い取り、それをJAの直売所(あさつゆ広場)で販売したり、地元飲食店に買っていただいたりしているおかげでJA湘南の農家からのコメの買取価格(仮渡金)は、新潟産のコシヒカリと同じくらいになっています」
森「地域で守るべきものは地域で守りながら、地域の力で子供を育てる、地域力が試される時代になりますね」
河野「学校でも、放課後にさまざまな習い事が学校でできたり、地域から部活動の指導者を登用していったりということができると思います」
森「大会は別としても毎日の剣道部や吹奏楽部の練習に地域の方が参加するということもできると思います。これからは地域と学校の垣根もなくなるかもしれません。太郎代議士は日産車体跡地に大学を誘致しようと頑張っていましたね」
河野「長寿社会の一つの流れは大学をはじめとした知的な刺激のあるところを核にするということだと思います。高齢者が大学で知的な刺激を受けてセカンドキャリアを考えていったり、高校生や中学生が大学で進んだ授業を受けたり、もちろん働く人も土、日に様々なことを学べたり」
森「”核”ということを考えると、平塚の街をどうするか長期的な視野での議論が必要です。たとえば子育てをしやすい家と老後を暮しやすい家、それぞれ違います。住み替えも考えていかなければなりません」
河野「全国的に空き家が増えていますが、土地や家、事業を誰に残すのかを考える時代になりました」
森「商店街でも空き店舗をうまく次の誰かにつなげられれば、賑わいも維持できます」
河野「幸せな長寿社会をつくるためにも今までのしくみを変えていく時代に来ています」
森「行政が全部やる時代から地域が、コミュニティが活躍する時代ですね。そのための平塚スタイルを考えていきましょう」
■企画・制作/森正明事務所
【電話】0463・21・8655
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