県議選の開票が行われた12日夜、森正明氏(自民)と赤井和憲氏(公明)、米村和彦氏(民主)の各陣営に当選確実の吉報が伝わると、それぞれの選挙事務所に詰めていた候補者と支援者が勝利に沸いた。
これまで4期連続トップ当選を果たしてきた森陣営にとって、2011年に獲得した3万票の大台を堅持することが目標だった。一部の保守系市議が新人候補の支援に回るなど、保守層切り崩しの影響が不安視されたが、貫録をみせた。
選対本部長を務めた河野太郎衆議院議員は「投票率が下がっている中、3万票を超えたのはこの4年間が評価された結果」と安堵の表情。「三十数年ぶりの平塚選出の議長が現実味を帯びている」と、県議会議長への就任にも期待を寄せた。
森氏は「厳しい選挙と思って臨んだが、日に日に支援の声が大きくなって手ごたえを感じた。3万票の支持を心に刻み、働かせていただきたい」と語った。
赤井陣営の事務所では約30人の支持者が吉報を待った。午後10時50分に当選確実が伝わると、事務所に駆け付けた赤井氏は大きな拍手で迎えられた。
赤井氏は今回の選挙戦について、「3期12年で取り組んできた実績をさらに着実なものとし、住んでいて良かった平塚市、神奈川県をつくるため、勝たなければいけないという思いで戦った」と振り返る。5人の候補者が乱立するなか、3期の実績をアピール。支持票を手堅くまとめた。
当選を喜ぶ支援者を前にした赤井氏は「これからの4年間、応援してくれた皆さんの声に応えていきたい」と言葉に力を込めた。
民主党の公認を受け、市議会からの鞍替えで県議選に臨んだ米村陣営の事務所では、選挙戦を支えた家族や友人、支援者らが開票速報を見守った。
午後10時30分過ぎに当確の報が届くと、支援者は拍手で米村氏を事務所に迎え入れ、万歳と胴上げで当選を祝った。米村氏は「皆様のおかげで当選できた」と笑顔で挨拶した。
これまで自民・公明・民主で3議席を分け合ってきた平塚市選挙区で、民主の議席を死守した米村氏。「自分の至らなさを痛感することもあったが、今日からがスタート。皆さんの声を神奈川県につなげ、平塚市のためにしっかりと働いていきたい」と力強く語った。
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