平塚市議会は19日に臨時会を開催し、議長に府川正明氏(65)=会派/湘南フォーラム=、副議長に端文昭氏(64)=無所属=を選出した。
議会運営の主導権を握りたい各会派の思惑が錯綜する正副議長選。今回の議長選は、議員28人の票が真っ二つに割れ、くじ引き決着となる異例の展開となった。
統一地方選後、議席を8に伸ばした保守系最大会派の「清風クラブ」は、議会で連携する「公明ひらつか」(5議席)と、正副候補を一本化。議長に坂間正昭氏(清風)、副議長に伊東尚美氏(公明)を立てた。
民主党系会派「湘南フォーラム」(5議席)は、「清風」と異なる立場をとる保守系会派「平塚創生会」(4議席)と連携し、議長に府川氏を指名。「日本共産党平塚市議会議員団」(3議席)の合意を取りつけ、副議長に端氏を推すことで無所属議員にも同調を促した。
議長選では無所属議員3人の票が割れ、府川氏と坂間氏が14票で引き分け。決戦のくじ引きで、府川氏がポストを勝ち取った。副議長選では、端氏が15票を獲得して選出された。
府川氏は「前回選挙で投票率が40%を割るなど、議会への関心は低い。議会改革を含め、市民に開かれた議会運営に取り組みたい」と抱負を語っている。
府川氏と端氏はともに1999年に初当選、現在5期目。府川氏は、都市建設常任委員会、環境厚生常任委員会、総務経済常任委員会の委員長などを歴任、端氏は環境厚生常任委員長などを務めている。
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