県土地家屋調査士会(会員数856人)の定時総会が先月30日に横浜市内で開かれ、市内万田の鈴木貴志氏(55)が新会長に選ばれた。任期は2年。
土地家屋調査士とは、不動産登記に必要な土地・家屋の調査や測量、審査請求の手続きなどを不動産所有者に代わって行う国家資格所持者。不動産の権利を明確化し、取り引きを進める上で安全確保の要を担う。
鈴木会長は副会長を2期務め「機が熟した」と会長選への出馬を決めた。就任にあたっては「2年間の任期中、バランスの取れた会運営に努め、同時に会員個々の考え方を尊重していきたい」と意気込んでいる。
湯河原町出身。芝浦工業大学を卒業後、設計事務所などに勤務し27歳で国家資格を取得。翌年に事務所を万田に開設した。
30年近く暮らしている平塚を「第二の故郷」と語る鈴木会長。「平塚は文字通り平らな土地で生活しやすい。調査士としてこれからも地域に貢献していきたい」と抱負を語った。
県土地家屋調査士会では会員相互の親睦、研修会に加え、県内の公立高校への出前授業や各地の無料相談会など地域貢献活動も精力的に行っている。
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