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御霊神社 大神輿が新造130年 保存会の節目とあわせ祝う

文化

公開:2018年11月8日

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宮入する大神輿(左)と保存会神輿
宮入する大神輿(左)と保存会神輿

 横内の御霊神社(沖津善弘宮司)で4日、大神輿の新造130周年と御霊神社神輿保存会の結成40周年を祝う記念行事が開かれた。10年ごとに行われる節目の一日に氏子ら300人が駆けつけた。

 御霊神社の大神輿は、関東一の宮大工とうたわれた大山の手中明王太郎によって明治時代に製作された。天皇家の家紋である菊紋があしらわれ、四隅に配置された飛龍の彫刻が特徴。境内にある神輿殿から出されるのは毎年9月の例大祭のみといい、この時とばかりに横内地区の住民たちが威勢よく大神輿を担いできた。保存会の後藤弘会長(62)は「金色に輝く飛龍は横内の人たちの誇り。大神輿は私たちにとって、とても大切な存在」と言葉に力を込める。

 記念行事は、大神輿が新造100周年を迎えた1988年、保存会の10周年と合わせて始まった。

 当日は神事の後、大神輿と保存会が所有する保存会神輿が宮出し。市外の保存会も駆けつけ、横内地区を4時間にわたり渡御していった。午後1時過ぎ、2基の神輿が並んで宮入りすると、境内では大勢の近隣住民たちが出迎え、雨と汗で顔をぬらした担ぎ手たちに声援を送っていた。

 後継者不足に悩む保存会では、大神輿を次の世代に引き継いでもらおうと、横内小学校の行事に参加して神輿の素晴らしさを伝える活動も行っている。後藤会長は「大神輿が末永く受け継がれるよう、保存会としてできることを地道にやっていきたい」と話している。

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