SDGs認定ファシリテーターとして活動する 小野 利隆さん めぐみが丘在住 42歳
「住み良い世界 子供たちに」
○…貧困や環境問題など世界が抱える課題解決に向け、2015年に国連サミットで採択された「SDGs」(持続可能な開発目標)の普及に草の根で取り組む。8月21日、ひらつか市民活動センターで開催されるイベントでは、カードゲームを通じ、SDGsの本質を端的に学ぶことができる。「地球上の問題に対し、何ができるかを考えるきっかけにしてほしい」
○…経済も地球環境もバランス良く改善する方法などを考えるカードゲーム「2030SDGs」を開発した「(一社)イマココラボ」の認定ファシリテーターに昨年就任。現在、月に4、5回の講演活動を続けている。「パーム油の生産と地球温暖化の密接な関係」「チョコレートの原料になるカカオ豆の一部が、アフリカでの児童労働で採取されていること」など、国際社会が抱えるさまざまな課題の解決について「特に、次世代を担ういまの子供たちに伝えていきたい」と熱意を語る。
○…東京に生まれ、小学1年から平塚で育つ。海外旅行が好きで、24歳でインドネシアを訪れた際、目にした光景が今でも脳裏から離れない。「レストランでの食事中、近くで幼い子供たちがごみを漁り、食べ物を探す姿を目の当たりにした。同じ人間なのに、どうしてこんなに格差があるのか」。貧困問題への危機感が高まり、現在の活動を始める契機となった。
○…自動車部品などの輸出企業を経営する傍ら、今年6月、市民団体「湘南SDGsネットワーク」を設立。湘南地域の「子ども食堂」への寄付など支援活動にも尽力している。趣味はサーフィン。「よくバリ島で楽しんだが、いまは多忙で中々できない」と苦笑い。家では我が子3人を育てる良き父親。「今後も皆が幸せに住み続けられる地域づくりに貢献したい」
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