「かながわブランド」に認定されている「湘南梨」(平塚産)の直売が、市内の梨農園3園で始まっている。
同ブランドは、県やJAなどで構成される「かながわブランド振興協議会」による制度。安全性や品質の高さが認められた県内産品を登録し、消費拡大を目指している。
「湘南梨」(平塚産)は有機肥料を使用し、減農薬にも積極的に取り組んで生育された市内産の梨の総称。樹上で完熟させ、朝採りで新鮮なうちに販売されている。生産農園の横山果樹園の2代目・横山篤正さん(41)=写真右=によると「甘くて味が濃いのが特徴」という。
甘味が強く酸味が少ない「幸水」、甘味と酸味が程良い「豊水」をはじめ多くの品種を栽培している横山果樹園ではこの時季、毎朝午前6時ごろから梨を収穫。一日平均450〜500kgを出荷し、市内のスーパーや「あさつゆ広場」でも販売している。近隣住民が買いに来るだけでなく、北海道から沖縄県まで遠方からも注文が入るという。
横山さんは「今年は梅雨にしっかり雨が降ってくれたのでよく育った。多くの人に味わってほしい」と話している。
市内で湘南梨(平塚産)を生産・直売しているのは、横山果樹園(上吉沢、【電話】0463・58・2914、午前9時〜午後7時)、齋藤農園(東真土、【電話】0463・55・4974、月・水・金曜午後2時30分〜5時30分、日曜午後2時30分〜5時)、伊藤苑(東真土、【電話】0463・55・1821、午前9時〜完売まで)。いずれも直売は9月中旬ごろまで。
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