平塚学園高等学校のチアダンス部(志村嘉彦部長)は、幕張メッセ(千葉県)で3月25日に開かれる全国大会「USAスクール&カレッジナショナルズ2020」に出場する。本番に向け「絶対に妥協しない」を合言葉に、部員40人が演技力と表現力を磨いている。
同部は、1月に行われた関東地区チアリーディング&ダンス学生選手権大会の高校編成ジャズ部門に2年生10人、1年生5人が出場した。「夢を叫ぶために生まれてきた」というメッセージ性の強い音楽に合わせて演技を披露。豊かな表情と一糸乱れぬダンスで高得点を叩き出し、決勝進出基準スコア1位で全国大会出場を決めた。
キャプテンの保科朱里さん(2年)は、「1位通過できるとは思ってもみなかったので嬉しかった」と声を弾ませた。ダンス人気の高まりを受けて大会レベルが年々上がっている中で、顧問の志村部長も「全国大会でも上位を狙えるほどの完成度だった」と教え子の偉業を手放しで称える。
同部が披露した完成度の高い演技は、部員全員で共有する「絶対に妥協しない」という姿勢にある。昨年引退した3年生メンバーが、練習から手を抜かないで取り組む姿勢を伝統として引き継いだ。平日3時間、週末には6時間にもおよぶ練習にはダンスの振付だけでなく、筋力アップを目的とした体幹トレーニングを入れるなど精力的に取り組んでいる。
現在、同部は卒業を控える3年生を送る会で披露する演技の練習に励んでおり、巣立っていく先輩らに最高のパフォーマンスでエールを送り、全国大会に弾みをつける。保科さんは「目標は3位以内」とし、「表現力を磨いて観客を惹きつけたい」と意気込んでいる。
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