市防犯協会の会長を務める土屋在住の岩本敏男さん(81)がこのほど、平塚市功労者表彰を受けた。11月6日には市庁舎で表彰式が行われ、落合克宏市長らが長年の功績をたたえた。
市功労者表彰は、平塚のまちづくりや福祉増進、文化向上など、さまざまな分野で市に貢献した人に贈られる。これまで元市長や元市議会議員、市民らが受賞し、岩本さんは181人目となった。
岩本さんは市防犯協会の会長として第一線で活動を続けているほか、市交通安全協会でも要職を務めるなど、安心・安全のまちづくりに半世紀以上にわたって尽力してきた。大きな表彰状を受けた岩本さんは「日に日に(功労者表彰の)重みを感じています。これまで以上に責任感が増したように思います」と話す。
防犯活動は「生きがい」
土屋地区に生まれ育った岩本さんは、郷土への恩返しの思いから、今も現役で地域の子どもたちの見守りや交通安全指導に汗を流している。その表情はいつも真剣で、信号無視をする子がいれば「赤信号で渡ったら本当に危険なんだよ。反省しようね」と真摯に向き合い、諭す。子どもたちにとって愛情あふれる父親のような存在だ。
本来なら12月は年末防犯パトロールなどで忙しいところだが、コロナ禍にあってそれができない。「歯がゆいね。悔しいね」と語る岩本さんは、防犯協会の各支部長に「3密」を回避しながらの見守りを指示し「できることをやっていこう」と呼びかけた。
「防犯活動は、私にとっての生きがい」と岩本さん。今まで以上の責任感を胸に、地域の安心・安全を守っていく覚悟だ。
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