市内岡崎在住のイラストレーター・伊藤文人さん(70)がこのほど、さかさ文字や鏡文字を紹介する絵本『さかさま研究所の脳内地図 ふるいけやの呪縛』(みらいパブリッシング/1500円税別)を出版した。伊藤さんは「脳のトレーニングにもなると思うので、大人にも読んでほしい。子どもたちには文字遊びの楽しさを知ってもらえたらうれしい」と話す。
同著のタイトルにもなっている「ふるいけやの呪縛」は芭蕉の句「ふるいけや かわず(づ)とびこむ みずのおと」を用いたさかさ文字作品。見た通りに読めば芭蕉や嵐雪の著名な俳句だが、逆さにすると全て「ふるいけや〜」の句に読めるというものだ。
だまし絵で有名なM・Cエッシャー生誕100年を記念したコンクールで金賞を受賞したほか、東京大学の入試問題の題材にも使われた。伊藤さんの代表作でもある。
そのほか、鏡に映すと異なる文字が浮かび上がる「鏡文字」や文字遊びを創作する上でのヒントを紹介している。伊藤さんは「絵と違って上手い下手はない。ひらめきをみんなに伝えて、すごいね、となれば大成功。ぜひ皆さんも作ってみて」と話していた。
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