宮の前に本社を構えるTANOTECH株式会社=三田村勉代表取締役(48)=が6月、非装着・非接触型の自立支援ツール「TANO」の2021年度版をリリースする。
TANOは、テレビの上に取り付けたセンサーの前に立つだけで身体の骨格や音声を読み取り、直感的に操作ができるシステム。器具装着が不要なため、ベッドに寝ながら、車椅子に乗りながらでも使用が可能。利用者は魚釣りゲームなどのコンテンツを選択し、簡単な操作で楽しみながら体を動かすことができる。
150種類以上のコンテンツを備えた最新版では、理学療法士監修の運動・測定コンテンツを拡充。「レクリエーションセット」「脳トレセット」「キッズセット」など、目的ごとにまとめたコンテンツを自動でループ再生する機能も実装した。介護現場のスタッフが付きっきりで操作する必要がなく、レクリエーション業務の負担軽減が期待されている。コロナ禍で感染防止対策が急務となっている現状で、非接触型という特性も注目されている。
今回のループ機能実装には広報部の小山えりさん(30)も一役を買った。コロナ禍で在宅ワークと子育てを両立する中で、「TANOに自動で再生する機能があればもっと介護スタッフの負担を減らせるのでは」と思い付いた。
三田村代表は「利用者が楽しみながら体を動かすと継続率が目に見えて違う。スタッフが”楽”になるようにとの思いも込めてTANOと名付けた」と話した。
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