駐日リトアニア共和国大使館のゲディミナス・バルブオリス特命全権大使が9月15日、平塚市を訪れ、同国五輪委員会ナショナルチームの事前キャンプに携わった市民ボランティア30人に感謝状を贈呈した。
オリンピック東京2020大会を前にした7月、平塚市内で実施した事前キャンプでは、陸上や競泳など8競技で選手30人を受け入れた。
キャンプ地でトレーニングをサポートした市民ボランティアの代表2人に、バルブオリス大使は市美術館で感謝状を贈呈。会場で受付業務などを行った土屋美園さん(64)は「五輪にかかわることができて光栄」と話し、通訳ボランティアとして参加した増谷栄伸さん(59)は「今後も交流に協力していきたい」と話した。
会場では、ラサ・バルブオリエネ大使夫人、リトアニア交流推進実行委員会らが制作した料理本「リトアニアのおうちごはん」を紹介。食を通じてリトアニアの魅力を発信した。また、大使館と翻訳者・木村文さんが共同でリトアニアの詩の絵本「ちいさな ちいさな」を寄贈。今後の交流の発展を願い市内小学校と図書館に届けられた。
市民代表して勲章
式典後、大使一行は市役所へ移動。五輪を契機とした平塚市のこれまでの活動への感謝のしるしとして、リトアニア共和国大統領府から落合克宏市長に「リトアニア勲功章ナイト」が授与された。同勲章は国際関係の発展に貢献した人物へ贈られる国家勲功章。
バルブオリス大使は「平塚市民、引いては両国をつないだ日本の人々を代表して授与したい」と話し、落合市長は「この関係をレガシー(遺産)では終わらせず、次世代につないでいきたい」と話した。
勲章は市役所5階展示スペースに展示される。
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