環境保全を考える議員有志の会 市政報告 樹林は命を守ります
1月15日、トンガの海底火山噴火の影響で、神奈川県でも久々に津波の緊急速報メールが鳴りました。「災害と隣り合わせで生きている」ということを、嫌でも実感させられるできごとでした。
平塚の海岸樹林帯は、津波などの災害から私たちの命と暮らしを守る防波堤の役割を担っています。このことは、3・11発生時に津波被害のあった千葉県でも、海岸樹林のおかげで後背の居住地への被害が軽減したことで、分かっています。千葉県では今でも、海岸林の整備を進めています。
現在、国道134号を挟むように重なる2層の樹林は、龍城ケ丘や袖ケ浜、桃浜町などの海岸地域のみならず、真っ平な平塚の市街地までもを災害から守る砦となっています。しかし、この命の防波堤は、平塚市の龍城ケ丘プール跡地整備計画に伴い、伐採されようとしています。
海岸地域の住民による「樹林を切らないでほしい」という訴えは、市長や県知事への要望書のほか、伐採予定の樹林を会場に開催された「海街フェス」など、多様な活動によって伝えられてきました。昨年4月には、住民らが自費で塩風害調査を実施。樹林があることで、塩風害が軽減されているという結果が出ています。
樹林は昨年12月に伐採予定でしたが、市民に続いて平塚市も塩風調査を実施するため、伐採は6カ月の延期となりました。これはまさに、市民が繰り返し事業計画の修正を求め、県や市に働きかけ続けた「住民自治」の成果です。目先の小さな利益ではなく、今ある財産を守る必要があります。
私たち議員有志の会は、命を守る樹林を次世代に引き継いでいきます。
環境保全を考える議員有志の会
神奈川県平塚市南原1-18-17(事務局)
FAX:0463-34-1778
|
|
|
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>