横内在住の尾島明日香さん(大磯高校2年)が、8月に開催される全国高等学校総合文化祭の囲碁部門と、文部科学大臣杯全国高校囲碁選手権大会に出場する。
尾島さんは2つの県大会で優勝し、全国への切符をつかんだ。「攻めてくる相手なら守りを固め、薄い碁を打ってくるならこちらから攻める」と相手に合わせてスタイルを変えるバランス型の碁が持ち味だ。
帰宅後はパソコンでのネット対局や詰碁に取り組み、指導を受ける師匠のプロ棋士からは「大会では自信を持って自分の碁を打て。日々の練習は欠かすな」とアドバイスを受けた。尾島さんは「普段と同じ練習を重ねて大会に臨み、ベスト16を目指したい」と抱負を語る。
囲碁好きの父の影響で、物心ついた頃にはおはじき代わりに碁石に触れた。幼稚園生の頃から横浜の囲碁教室に通い、竹清勇五段らプロ棋士に師事。中学時代は日本棋院に所属する院生になり、全国から集まった棋士の卵と腕を競った。
高校進学を機に院生を辞し、囲碁を続けながら天文同好会で天体観測を楽しむ尾島さん。「囲碁を通じて自分に何か一つでも自信が持てるものができたことがうれしい」といい、4月からは地元の囲碁教室で小中学生の指導ボランティアも務める。将来の夢は高校教諭。「囲碁部の顧問になって囲碁を広めたい」とほほ笑んだ。
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