政策コンテスト「第17回マニフェスト大賞」で最優秀賞を受賞した 西久保 祐輔さん 平塚市在住 42歳
見返せる「選挙」で関心を
○…2019年から運営する全国の選挙ポスター等のウェブアーカイブ「ユスケンラボ」が「第17回マニフェスト大賞」のローカルマニフェスト大賞で最優秀賞を受賞した。選挙が終わると処分される候補者の広報物をウェブ上で公開し、政治への関心喚起やチェック機能を補完しようと、会社員としてリモートワークする傍ら運営中。今年7月の参議院選挙の際にはSNSで全国から選挙ポスター掲示場などの写真を募集。約40人が提供した。「誰かの役に立てているだろうかと思っていた矢先に大賞をいただいた」と背中を押された気分だ。
○…まぶたに焼き付いているのは「泡沫」といわれていた新人候補者が一夜にしてトップ当選した10年の参院選。当時、その候補者の秘書として「世の中が動く瞬間」を見届けた。「それまで全く政治との接点がなかったのに、いきなり選挙のおもしろさを体験してしまった」。仕事を辞めた時期と重なったことから引き受けた仕事だったが忘れられない経験だ。
○…2児の父。15年の統一地方選時に、カラスによってゴミが散乱する平塚駅西口で名前を連呼していた候補者に疑問を抱いた。「目の前の課題を改善できない人に一体何ができるんだろう」。市民生活と政治が乖離(かいり)していく感覚に危機感を抱いた。「子どもが社会に出たときに希望が持てるようにしたい。このままでは何もしてこなかったのかと怒られてしまう」
○…転勤の多かった父の影響で京都、熊本、高知などへ移り住んだ。福岡の小学校を卒業後、平塚へ。海の景色に心が動いた。「いろんな町で暮らしたからこそ、平塚の良さがわかる。平塚発の『ユスケンラボ』を平塚の皆さんにぜひ活用してほしい」と、来年の統一地方選を見据える。
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