平塚市は切れ目ない子育て支援を充実させるため、1月4日から出産後の体調不良や育児不安を軽減する「産後ケア事業」を開始した。
同事業は、市に住所のある出産後4カ月未満の母と子で、家族等から出産後の支援が受けられない、出産後体調不良や育児不安がある人が対象。市が委託した産科施設や助産所で、ショートステイやデイサービス(3時間/6時間)の産後ケアが受けられる。具体的には、母体の健康状態のチェックや乳房ケア、心理的ケアのほか、乳児の健康状態のチェックや体重測定。また授乳や育児方法の相談など、状況に合わせて提供していくという。各サービスを組み合わせて最大7回分の利用が可能。乳児のみの預かりは不可。
市健康課では「出産した女性の約1割に産後うつの症状がみられると言われます。最近では、産後の疲労回復が遅れる褥婦(じょくふ)も増えてきているため、新たに専門施設で滞在型の産後ケアに取り組んでいきたい」と話す。
産後メンタルアプリ
また市では、産後うつのリスクを少しでも減らすため、妊娠期間中からAIとのチャット会話を通じて認知行動療法に基づいたメンタルセルフケアができるよう、産後うつ予防アプリの無料提供を同日に開始。対象は市内在住の妊娠中の人、産後1年以内の人、妊産婦のパートナーの人。同アプリは2週間分のプログラムで構成されていて妊娠中から使用可能。AIチャットボットや動画、オーディオなどを楽しみながらストレス耐性を高め、産後のメンタル不調に備えるという。
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