南原在住の松村一喜さん(向上高校2年)が、1月に栃木で行われた「令和4年度関東高等学校ボクシング選抜大会」のライトフライ級Aパートで準優勝を飾った。3月21日(火)から鹿児島で開かれる全国大会に挑む。
昨年の県大会から一つ階級を上げた松村さん。フットワークを駆使しカウンターを狙うアウトボクシングから、距離を詰めて打ち合うインファイトも想定して訓練してきた。「階級が上がると相手のパワーも強くなる」と気を引き締めて関東大会に臨んだ。
大会は1ラウンド2分の3ラウンド制。1回戦は順調に勝ち上がり、2回戦でもカウンターでクリーンヒットを2度決め、1ラウンドのうちに勝負を決める。迎えた決勝では、昨年の模範試合で勝った選手と対戦。始めは有利と見たが、自分の戦術を十分に対策されており、互いに3ラウンドまで決定打を欠き、最終的に相手の手数が上回り、判定負けを喫した。
全国大会には、関東で準優勝以上の成績を残した選手が出場できる。これで昨年出場したインターハイ、国体を含め、高校2年で出場できる全国大会にすべて出場することになった。
先輩の背中追って
幼稚園の年中からボクシングを始めた松村さん。「小学生の頃は練習で友達と遊べなくて正直嫌いでした」と振り返る。転機は中学2年の全国大会優勝。「努力が報われた達成感で、そこから熱中しました」
所属する湘南龍拳ボクシングフィットネスジム(川端龍也会長・宮の前)には、幼い頃から練習を見てくれたプロボクサー・五十嵐春輝さんがいる。松村さんは、五十嵐さんが昨年東日本大会で新人王に輝き全国大会に出場した際に履いていたシューズを譲り受けたといい、全国大会に向け「このシューズを履いて優勝するところを見せたい」と意気込んだ。
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