湘南ひらつか七夕まつりを主催する実行委員会は、今年の七夕まつり(7月7日(金)〜9日(日))では露店を一部エリアに限定して出店することを決めた。実行委が決定した概要を受け、平塚市が5月23日に発表した。
3年ぶりに開催された昨年の七夕まつりでは、コロナ禍の影響により露店の出店はなかった。今年は新型コロナの感染症法上の位置付けが5類に移行したことなどを受け、見附台公園の一部に約50店の出店を予定。食べ歩きなどによるごみ問題や事故防止のため、露店を一部にまとめる形をとった。
市商業観光課は、来場者に食べ歩きの自粛を求めるほか、飲食物の販売と七夕飾りを観覧するエリアなどを分けることで「安全できれいなまつりの開催を目指したい」としている。
見附台公園以外では露店の出店はできないものの、「所有者の敷地内などで出店がある可能性はある」と同課は話す。コロナ禍前までは400店ほどが出店するなど、露店はまつりの風物詩となっていたこともあり、市内外から出店の有無を尋ねる問い合わせが寄せられているという。
「たからいち」も新しく
見附台公園では、平塚青年会議所や平塚商工会議所青年部などの団体が連携し、「シン・たからいち〜七夕で結ぶ地域の魅力〜」を開催する。これまでの「たからいち」から内容を見直し、ファミリー層が楽しめるスポーツやアートの体験ブース、地元飲食店によるキッチンカー、スタンプラリーなどのイベントが企画されている。
七夕まつりは7日(金)の午前10時に紅谷町まちかど広場でオープニングセレモニーが行われ、七夕おどりパレードやひらしん平塚文化芸術ホールでの市民団体のステージなどが行われる。
名物でもある「七夕飾り」は豪華絢爛な大型飾りなどが湘南スターモール商店街に80本、紅谷パールロード商店街に17本ほどが掲出される予定。子ども飾り15本は紅谷町まちかど広場に6月17日(土)から飾られる。七夕飾りコンクールの表彰式は9日午後3時から同広場で行う。
両商店街は6日(木)の午後9時から通行止めとなる。錦町公園と明石町公園に臨時駐輪場を設置。例年開設されていた河川敷駐車場や崇善小の臨時駐車場は利用できない。
まつりの開催を控え、福澤正人実行委員長は「回を重ねるごとに、商店街だけでなく市全体へのまつりへと変わっている。コロナ禍の影響を受けたお店や街が観光客などでにぎわえばうれしい」と期待を込めた。
飲食ガイド掲載店募集
平塚商工会議所では、まつり期間中に市内飲食店を利用してもらおうと「ひらつかローカルグルメガイド」のウェブサイトを制作している。サイトは昨年初めて作り、今回は案内地図を加えて使いやすくする。現在、掲載店舗を募集中。応募はQRコードで行え、6月16日(金)締め切り。(問)同会議所経営支援課【電話】0463・22・2511
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