平塚市の相模川を拠点に活動するラフティングチーム「テイケイ」が、イタリアで6月26日から開催された「WRFラフティング世界選手権」に日本代表として出場し、12年ぶり3度目の優勝に輝いた。
4人1組でゴムボートに乗り込み、パドルを使って激流を下るラフティング。同選手権には約20カ国から80チームが参加し、短距離と長距離それぞれのタイムを競う「スプリント」と「スラローム」、設置されたブイを取り合う「ラフトクロス」、下る速さを競う「ダウンリバー」の4種目の総合得点を競った。
テイケイは、初日のスプリントとダウンリバーを首位で終えるなど好調なスタートを切る。2日目のスラロームではイタリアに抜かれて2位となるが、最終日のラフトクロスではトーナメント準決勝でイタリア、決勝でブラジルを破り3種目で1位と圧倒的な強さを見せ、12年ぶりの頂点に輝いた。
キャプテンの小泉聡さん(35)は「サポートしてくれた選手やスタッフのおかげで集中できた。総合力での優勝だった」と、チーム一丸で臨んだ大会を振り返った。
競技普及目指し
テイケイの選手は、相模川を拠点にしながら日々のトレーニングに励んでいる。
選手らは「安定した流れの相模川で基礎の漕ぐ力を反復して鍛えられた」と口を揃え、チームが発足した2002年から慣れ親しんだ相模川の環境が、世界レベルの技術を培った。選手らは「昔に比べたら相模川でボートやサップをする人も増えた」といい、川でのレジャーが広がることでラフティングの認知向上にも期待している。
チーム発足の中心人物で、自身も現役時代に世界大会への出場経験を持つ浅野重人監督(49)は、「ラフティングといえば日本、そしてテイケイと思ってもらえるように頑張りたい」と話し、世界大会での優勝を機に競技の普及にも意欲を見せた。
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