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前鳥神社 大神輿40年ぶり修繕 9月の例大祭でお披露目

文化

公開:2023年8月24日

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軒裏の扇垂木を修復中の中里さん
軒裏の扇垂木を修復中の中里さん

 前鳥神社(四之宮・神代春彦宮司)の大神輿が40年ぶりとなる修復を終え、9月27日(水)と28日(木)の例大祭でお披露目される。例大祭での神輿の宮入神事は平塚市の重要無形文化財に指定されており、生まれ変わった大神輿が町内を練り歩く光景に、関係者らは胸を高鳴らせている。

 前鳥神社の大神輿は1861(文久元)年、大山の名工・手中明王太郎により制作され、相州神輿の代表傑作と言われている。制作から160年が経過する中で3度の修復が施され、近年では1981年に大規模な修復が行われていた。しかし3度目の修復からも40年あまりが過ぎ、屋根や台輪、彫刻、漆塗り、金箔などの損傷が目立っていたという。

 そこで昨年10月、神社関係者らで大神輿修復事業実行委員会(飯野清一委員長)を立ち上げた。1000万円を目標に寄付を募ったところ、1200万円ほど集まったという。飯野委員長は「コロナで社会的に厳しい時期だったが、多くの氏子に賛同してもらえたことがうれしい」と振り返る。

先人の技術に触れる

 修復を手掛けたのは、茅ヶ崎市で神輿作りや修復を行う「神輿康」の中里康則さん。2月中旬に神輿を引き取り、約半年をかけて「生みの親」である手中明王太郎の思いを忠実に再現した。

 「預かったときは屋根の損傷がひどく、経年劣化している状態だった」(中里さん)といい、神輿をバラバラにするところから作業を始めた。金箔が使われていた四方柱を白檀塗りに、扉の内枠を赤から金箔に、彫刻の色彩も箔彩色に、銀杏面の施されている部分を全て金箔押しに変更し、制作者の思いを伝える。中里さんは「歴史的な神輿の修復に携わることができて幸せ。先人の技術に触れることができ、自分の技量が上がったと思う」と話した。

豪華絢爛な姿に

 納品された大神輿は、一の鳥居で清祓いの後、参道を渡御し、御社殿前に奉安された。神代宮司は「四方のつばめ、金箔の輝き、漆の艶、どこを見ても豪華絢爛な神輿に生まれ変わった」と顔をほころばせた。

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