中古車販売大手のビッグモーター店舗前に植えられた街路樹が枯れるなどした問題を受け、県は8月18日、平塚四之宮店(四之宮)など県内2店舗前の植樹帯から除草剤成分が検出されたと発表した。調査結果を受け、21日に所轄の警察署へ被害届を提出した。
県によると、同店からは除草剤に使われるブロマシル、藤沢店からはブロマシルとグリホサートの成分が検出されたという。同様に街路樹の枯死が確認された旧平塚店前(平塚5丁目)と横須賀店前の植樹帯からは未検出だった。
一連の問題をめぐっては、7月に県が各店への聞き取りを行ったが店長の異動などで詳細を把握できず、同社に事実確認を要請。同社からは平塚四之宮店と藤沢店で過去に除草剤をまいたなどとする回答があった。
8月に入り、同社幹部が複数回にわたり県庁を訪れて謝罪。16日には、両店舗で当時の店長が除草剤をまくよう指示していたとする社内調査の結果を報告していた。
平塚四之宮店前にはユリノキ1本が植えられていたが、県によると立ち枯れが原因で昨年11月に伐採している。県は「県民の財産を毀損された物証も出てきた。大変憤りを感じている」と話し、4店舗の前にあった街路樹などについて損害賠償請求を行う方針。21日に平塚署と藤沢署に被害届を提出し、旧平塚店と横須賀店についても警察に相談しながら対応を検討するという。
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