平塚市介護保険課と株式会社ツクイが連携した介護体験授業が、11月2日に高浜高校全日制で行われた。参加した17人の生徒らは体験を通して介護への理解を深めた。
介護や看護に興味を持ってもらおうと6年前から同校で実施される同授業。市職員らが劇形式で「ある家族の介護物語」として介護の現状や業務内容を伝えた。
訪問入浴の実演では要介護者の運び方や体の洗い方を学習した。VRを用いた認知症体験では、見えないものが見えたりする「レビー小体型認知症」の幻視症状を体験。ケーキの上に虫がいたり、人がうずくまっていたりする映像を見た生徒らは「こわい」などと声を上げながらも、職員からは「要介護者が見えていることを否定してはいけない、寄り添うことが大事」と説明を受けた。
来年から訪問介護業界に就職が決まっているという陣田楓花さん(18)は「話し方や対応の仕方がすごく勉強になった」と授業を振り返った。同社の山田美華さんは「若い人たちが就職する選択肢のなかに介護職が少しでも増えてくれたらうれしい」と話した。
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