第100回を迎える東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)で走る選手たちを陰で支える旅館が平塚市内にある。
平塚中継所近くにある「やまいち旅館」(夕陽ケ丘1の19)には往路の2区〜4区、復路の7区〜8区の選手などが宿泊し本番に備えるという。女将の小泉孝子さん(57)は「仕事始めが箱根駅伝なんて素晴らしいこと」と誇らしげに話す。
30年以上前から毎年5・6校の選手が宿泊するようになったという同旅館では、大会中は選手や家族、応援団など80人ほどが宿泊する。
選手がリラックスできるように宿泊客数の調整や食事メニューにも気を配る。エネルギーに変わりやすいうどんやパスタを中心に準備し、選手によっては深夜3時ごろに食事をするため、調理場スタッフは早朝に出勤することも。「30年もやっていると人気メニューも分かってきた」と笑う。
選手を第一に考える小泉さんの思い入れは強く、「応援に行くと目の前を走るだけでウルっとくる」と小泉さん。一度出場を逃した選手が出場権を得て宿泊に訪れ、「帰ってきたよ」と言われたときは喜びが大きいという。
最近では選手以外の応援客などの宿泊も増えて、箱根駅伝の盛り上がりを感じるという。旅館の前は、今年も出場各校の旗で彩られる。
|
|
|
|
<PR>
平塚・大磯・二宮・中井版のローカルニュース最新6件
|
|
納税表彰に22個人・団体11月22日 |
|
|
|
|
<PR>