市政報告 持続可能な街路樹管理を 市議会議員 うすい 照人
私は市議会12月定例会で、総括質問に立ちました。しらさぎ・無所属会派のトップバッターとして12月8日に登壇し、4テーマで平塚市行政を質しました。その中から「街路樹の管理」について報告させていただきます。
街路樹は私たちに有益をもたらしてくれる財産です。平塚市には何本の街路樹があるかご存じでしょうか?約7000本もの街路樹が平塚市内にあるのです。地域の特性にあわせた豊かな植栽を管理することで、健全な街路樹を育み、まちの表情を整えるアイテムとして活用できるでしょう。
イチョウ伐採問題
私が議会で街路樹の話題を取り上げるきっかけとなったのが黒部丘旧JT跡地南側のイチョウ並木です。昨年6月に私が議会で質問した時には開発に伴い、65本のイチョウ全てを伐採する計画でした。しかし、12月議会で再び確認したところ、地域住民の方々の反対の声、行政職員の努力で計画の見直しが図られ、16本減ってしまうものの22本保全、27本を新たに植える計画へと修正されたことが確認できました。
街路樹ルールなし
今回のイチョウ伐採の顛末で、本市には街路樹管理のルールがないという課題が浮き彫りになりました。開発の度に事業者と協議して判断しているのが実情です。
人口減少社会になり税収減も見込まれます。本市にある約7000本の街路樹を有益で持続可能な資源にしていくには、やはり一定のルールに則って管理していく必要があると思うのです。
市にマニュアルなどの必要性を問うたところ、土木部長から「他市の先進事例なども参考にしながら、どういった管理指針という形にするのか、その辺の内容も含めて現在検討しており、しっかり進めていきたい」との答弁を得ました。
これは樹木の種類についてもそうで、イチョウが圧倒的に多いですが、特にルールはないとのこと。例えば歴史軸である東海道本通りには、どんな樹木が相応しいのか。市はタイミングを見ながら地域住民にアンケートなどをしていきたいとの考えを示しました。
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