平塚遊技場組合に加盟するパチンコホールの従業員が3月5日、心肺蘇生の基本動作などを学んだ。同組合が主催する講習会に18人が参加した。
平塚市消防本部の職員が、胸骨圧迫の手順やAED(自動体外式除細動器)の扱い方などをレクチャー。救急車は出場要請から到着までに8〜9分程度かかるため、参加者は現場での早期認識と通報、適切な救命処置が重要であることを確認した。
人形を使った心肺蘇生法の講習では、声掛けの仕方や協力者との連携、1分間に100〜120回のペースで30回、単三乾電池1本程度の深さまで押すことを意識しながら胸骨圧迫を実践した。消防職員は「例え肋骨が折れたとしても心肺蘇生を優先して」などとアドバイスを送った。
マルハン平塚店で勤務する女性は「(胸骨圧迫は)想像以上に力がいることが分かった」と振り返り、「講習で学んだことを生かして、他の従業員とも知識を共有できたら」と話した。
同本部職員によると、パチンコ店では気分が高揚したことなどで体調不良を訴える利用客も多く、週に1回程度のペースで救急車の出場を要請されることもあるという。「皆さんは救命のリレーの第一走者。1分1秒でも早くスタートを切ってほしい」という職員の言葉に、参加者は表情を引き締めていた。
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