神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

花き技術・経営コンクール 窪田夫妻に農水大臣賞 環境保全、雇用創出に尽力

社会

公開:2024年3月21日

  • X
  • LINE
  • hatena
窪田会長と同社の栽培農場
窪田会長と同社の栽培農場

 日本花普及センターが主催する「花の国づくり共励会花き技術・経営コンクール」で、有限会社五領ヶ台ガーデン(南金目)の窪田敬一会長(73)と鈴江さん(66)夫妻が最優秀賞の農林水産大臣賞を受賞した。県内からの受賞は初の快挙で、窪田会長は「花を作り始めて50年近くの努力が認められてうれしい」と喜んでいる。

 同コンクールは、花き生産の分野で技術や経営の向上を図ることを目的に開催。優れた個人や団体を表彰するもの。窪田夫妻は南金目でユリやシクラメン、野菜などの鉢物と苗物100種以上を生産直売しており、安定した生産経営の維持や雇用、環境に配慮した生産の実施、花き生産の振興に寄与していることなどが評価された。

 広川在住の窪田会長は平塚農業高校卒業後、県園芸試験場で1年間の研修を経て、父親が営んでいたカーネーション農家の一角でシクラメン栽培を始めた。1974年には当時花の生産量が世界一だったオランダに渡り2年間、栽培と繁殖技術を学んだ。その後32歳で会社設立。地域活動で出会った妻・鈴江さんとともに会社を大きくしてきた。

雇用、環境面で工夫

 同社は出荷、販売の9割を注文を受けてから栽培し、出荷計画に基づいた栽培管理、栽培可能数の数値化を実施。これにより工程管理や物品の発注、在庫管理などを効率化し、労働負担の軽減を可能としている。また「できるだけ長く働いてもらいたい」との思いでパートタイマーの勤務時間は自由にするなど工夫を凝らし、70代で働き続ける人もいるという。

 環境保全にも力を入れており、温度調整に使う重油の消費を抑えるため、ヒートポンプの設置や水のリサイクル、保温カーテンの活用などによる省エネ対策などに取り組んでいる。

地域貢献、後進育成も

 神奈川県農業教育振興会幹事、JA湘南金目地区生産組合長連合会長を務め、地域社会活動も行う窪田会長は「農家はほかの農家さんとの協力なしではやっていけない。情報共有、連携が大事」と、ヒートポンプの設置の際には他の農家にも声掛けをして導入を勧めたり、自身の経営方法を伝えるなど農業の発展にも尽力している。

秋の新規入会大キャンペーン実施中!

入会するなら絶対に今がお得!4大特典あり。

http://needs-golf.jp/

<PR>

平塚・大磯・二宮・中井版のトップニュース最新6

地域活動拠点 新たに

県営二宮なのはなハイツ

地域活動拠点 新たに

自治会と町民団体が連携

9月6日

平塚市で史上最多雨量

台風10号

平塚市で史上最多雨量

二宮町は初の警戒レベル5

9月6日

困窮世帯の進学支援

平塚市

困窮世帯の進学支援

県内初の取り組み

8月30日

ビーチバレーで全国2位

ビーチバレーで全国2位

平塚近隣の中学生活躍

8月30日

暑さしのぐ「避難場所」

平塚市

暑さしのぐ「避難場所」

民間6施設を新たに指定

8月23日

お互いを認め合う一歩に

二宮町

お互いを認め合う一歩に

子どもの権利フォーラム開催

8月23日

MADOショップ平塚真土店

断熱窓リフォームに、今年も国から補助金あり!

http://kobayashikenso.co.jp

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月6日0:00更新

  • 8月30日0:00更新

  • 8月23日0:00更新

平塚・大磯・二宮・中井版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

平塚・大磯・二宮・中井版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年9月7日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook