今年で創業100周年を迎える相模石油(紅谷町)が、記念事業の一環として市内全小学校の1〜3年生に学習ノートを寄贈した。
ノートの製作には、同社がオフィシャルクラブパートナーを務める湘南ベルマーレが協力。裏表紙では同社が推進するSDGs(持続可能な開発目標)の取り組みを紹介し、児童にもSDGsに対する理解を深めてもらう。
4月16日には全校を代表して崇善小学校で寄贈式が行われ、同社の小泉光哉社長やベルマーレの坂本紘司社長らが出席。小泉社長がSDGsを知っているか尋ねると、児童らは「知っている」と元気よく手を挙げた。小泉社長は父、祖父とともに崇善小学校の卒業生といい、母校の校歌を口ずさむ一幕もあった。
ノートの使い道について、小泉社長は「私たちは商売人なので、ぜひお小遣い帳として使ってもらえたらうれしい」とリクエスト。坂本社長は「何年かかってもいいので、ぜひノートを最後まで使い切ってものを大切にする心を持ってほしい」と呼び掛けた。
寄贈式にはベルマーレのマスコット「キングベルI世」も登場し、児童らの歓声を浴びた。お礼のあいさつを行った3年生の児童は、「ベルマーレの試合を観に行った後にごみ拾いをしたことがある。みんなで協力してごみが少なくなって気持ちが良かった。いただいたノートで勉強をもっと頑張ります」と話した。
両親がベルマーレのファンだという児童は、「ノートがもらえてうれしい。ママとパパに自慢したい。理科で勉強したことを書こうと思う」と笑顔で話した。
ノートは6275冊が寄贈され、各学校を通して児童に配布される。
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