平塚江南高校(諏訪町)で4月16日と18日の2日間、初めての試みとなる「国際交流デー」が実施された。16日には、台湾の新北市立林口高級中学の生徒ら31人が来校し、同校の授業や部活動を体験、江南生との交流を深めた。
先進的な理数教育の実施校として文科省から「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)の指定を受ける江南高校では、昨年12月に海外研修プログラムとして台湾の林口高級中学を訪問。その際、林口側から江南高校での交流を希望する声が上がり、今回の国際交流デーにつながったという。
日本文化を体験
林口生は英語と数学を中心に、1限から4限まで授業を受けたあと、部活動にも参加。華道や茶道、剣道、競技かるたなど、日本ならではの文化を体験した。
江南高校では、受け入れを担う「バディ役」の生徒を事前に募集し、昨年林口を訪れた10人の生徒に加え、26人の2・3年生が校内での案内などを担当。両校の生徒は英語で会話を交わすなど、親交を深めている様子だった。
閉会式では、林口生が感謝の思いを込めた歌のパフォーマンスを披露し、江南生からはクリアファイルと交流認定証が手渡された。
体験を終えた林口代表の生徒は、「新しい学びや体験をすることができた。これからも交流が続くことを祈っている」とあいさつ。昨年林口を訪問した江南代表の江藤稜悟さん(3年)は、「一緒に授業を受けたり、特別な体験を通して友情はより強いものになった。国境を越えて交流することは簡単ではない。だからこそ私たちの出会いを大切にすべき」と話した。
18日の国際交流デー2日目には、横須賀のキニックハイスクールの生徒が同校を訪問した。
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