平塚・大磯・二宮・中井版
公開:2024年6月6日
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日本の近代登山の先駆者で、晩年を平塚で過ごした岡野金次郎(1874〜1958)氏の功績を讃えた碑前祭が5月25日、記念碑が建立されている湘南平(万田)で初めて開催された。
岡野金次郎氏は横浜で生まれ育ち、小島烏水氏とともに日本人で初めて槍ヶ岳の登頂や日本山岳会の設立に貢献するなど、近代登山史に影響を与えてきた。1892年に同氏が18歳で塔ノ岳に登ったことが本格的な登山の最初ともされている。晩年は、散歩を日課として馬入大橋から富士、箱根などの山々を眺めるのが楽しみだったという。
子孫らが感謝
同氏の生誕150年を機に開催された同祭には、日本山岳会員などの約150人が参加。同会神奈川支部長や落合克宏市長、同氏の子孫・岡野眞氏らがあいさつした。
1961年に平塚市の文化事業として建立された記念碑に、落合市長と子孫の眞さんが献花すると拍手が沸き起こった。会員のフルート奏者による演奏では、参加者が生誕150年を祝う音色を楽しんだ。眞さんは「子孫の1人としてうれしく思います」と感謝を述べた。
今後碑前祭は1年に1回開催する予定。
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