パリ五輪の競泳男子リレー自由形で日本代表に内定した平塚市出身の眞野秀成選手(23)が、6月5日に在住地の伊勢原市役所で高山松太郎市長を表敬訪問した。眞野選手は3月の国際大会代表選手選考会の200m自由形で4位に入り、初の五輪出場をつかんだ。
3歳から母親の影響で水泳を始め、高校3年生まで市内のスイミングスクールに通った眞野選手。金田小学4年生の時に伊勢原市に引っ越し、中学では背泳ぎと個人メドレーで全国大会にも出場。一昨年の世界選手権メルボルンでは、男子4×200mフリーリレーで5位に入り、日本記録を樹立している。
2021年の東京五輪では、大会を前に背泳ぎから自由形に転向して代表入りを目指した。しかし選考会の決勝で7位、0・6秒差で涙をのんだ。昨年のアジア大会では自己ベストを1秒更新するなど、個人でのパリ五輪出場も見えていたが、3月の選考会は調整不足もあり個人での代表入りを逃した。
選考会の前夜は緊張で寝付けなかったといい、「これが五輪のプレッシャーか」と実感した。「メンタルが弱く、マイナス思考」と自身を評すが、「いろいろな事を考えすぎずにやろう」と自身を奮い立たせている。
高山市長への表敬訪問を行った眞野選手は、「五輪出場は小学生からの夢。本番ではしっかり自己ベストを切れるようがんばりたい。決勝に残り、笑顔で大会を終えたい」と意気込みを語った。
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