平塚市学校給食センター(田村)がこのほど完成し、9月から小学校21校と中学校15校へ給食の提供を開始する。県内最大規模となる1日1万5千食を提供するほか、リスク管理の観点から、小中学校の調理エリアを分離する「1棟2場方式」を県内で初めて取り入れた。
市は中学校15校への完全給食を「共同調理場方式」として進めてきた。現在の南北共同調理場2場の統合・移転を含めた新しい学校給食センターの整備・運営を、民間資金活用による社会資本整備(PFI)事業として取り組んできたという。
給食センターは、鉄骨造地上2階建てで延床面積は約9100平方メートル。通常の調理エリアとは別に、食物アレルギー対応食専用の調理室を設置。空調正圧レベルを施設内で最も高くすることで空気中にアレルゲン進入を防ぎ、アレルギー物質の混入防止を徹底している。食物アレルギー対応食(除去食)の提供は1日150食。
そのほか炊飯設備を導入することで、米飯を主食とする給食の提供回数を現在の週3回程度から、週4回程度に増やし、献立の充実を図るという。
落合克宏市長は「中学生は栄養価の高い食事を摂ることが大切。これからの体力づくりの大きな力となれば」と期待を寄せた。
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