平塚市立江陽中学校1年の佐藤莉桜さん(東海ジュニアレスリングクラブ=市口政光代表)が7月17日、タイで開かれた「2024年U15アジア選手権」で準優勝し、銀メダルを獲得した。
佐藤さんは今年4月、中学女子レスリングの国内4大大会の一つ・ジュニアクイーンズカップを制し、アジア選手権への挑戦権を手にした。代表チーム最年少選手として14日に日本を発った。
佐藤さんが出場した33kg級では5人で総当たり。初戦では優勝候補のインド代表と対戦し、どんな体勢からでも技を仕掛けてくるテクニックとパワーに圧倒され1敗を喫す。しかし2戦目以降は気持ちを切り替えて、モンゴル、ウズベキスタン、カザフスタンの3戦ではすべてポイント10点差以上で勝利し、メダルを掴んだ。
佐藤さんは「メダルが獲れてよかった。試合での粘り強さなど学ぶところも多かった」と振り返る。同クラブでコーチを務める父の幸太郎さんは「外国人選手相手でも気後れも力負けもしなかった」と我が子を称えた。
技の幅を広げたい
佐藤さんは初めての海外だったが、言葉はわからないながらも海外選手と交流し、土産も交換。物怖じしない性格が強みだ。次の目標は10月の女子オープン。「自分の戦い方は国内で知られている。もっとタックルを強化し、技の幅も広げたい」と意気込んだ。
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