全国的な猛暑が続く中、平塚市は8月8日から市内で初めて民間施設と指定管理者制度導入施設のあわせて6施設を緊急時の休憩所「クーリングシェルター」に指定。施設の管理者と「気候変動適応法に基づくクーリングシェルターに係る協定」を締結した。
市では、暑さをしのげる場を確保することで、極端な高温時に熱中症で重大な健康被害の発生を防止するため、4月1日から市役所本館や中央図書館、保健センターなど公共施設6施設を、クーリングシェルターに指定している。
市健康課によると、これまでホームページなどを活用し民間施設に協力を仰いできたが、受入場所の確保が難しく難航していたという。ただ、今夏の猛暑を受け「大きい施設にお願いできれば」と、ららぽーと湘南平塚(天沼)に白羽の矢が立ち、民間施設で初めての指定となった。県内のららぽーとでも初の指定という。
指定管理者制度導入施設は、市福祉会館(追分)、市南部福祉会館(袖ケ浜)、市西部福祉会館(公所)、市七国荘(土屋)、リフレッシュプラザ平塚(大神)の5施設を指定。公共施設を合わせると、約150人が受け入れ可能となる。
熱中症対策の強化を盛り込んだ「改正気候変動適応法」が今年4月に施行され、自治体が指定暑熱避難施設(クーリングシェルター)を指定可能となった。指定施設には目印として、「クーリングシェルター」と書かれた掲示物を入り口などに貼っているという。
同課では「施設利用者でなくても気軽に入れるようになれば。外出時にクーリングシェルターを利用して、暑さをしのいでほしい」と呼びかけた。
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