第3回世界硬式空手道選手権大会で優勝した 近惣 ほたるさん 平塚市在住 15歳
自然体で極める武
○…昨年9月に行われた硬式空手の県大会で優勝して得た大舞台の切符。世界大会には欧州や北米など世界各国から100人以上が参加。「あまり試合中の記憶がない」と振り返るほど、全身全霊で戦った。4試合を通して奪われたのは1ポイントのみ、決勝では5対0と他を寄せ付けない強さで世界制覇を果たした。「特別高い目標はないけれど、好きな空手をこれからも続けられたら」と自然体で空手道を突き進む。
○…9歳上のおじが習っていた空手を見て、小学3年生から始めた。「技の出し方、避け方、全てを教わった」と最も影響を受けたという。時には怒られることもあるが、泣きながらも必死に食らいつき練習に励んできた。毎試合前に祖父が作る、からあげとうなぎが入ったお弁当は魔法の1食なんだとか。「食べると、『よし試合だぞ』と力が入る」と勝利の秘訣を語る。
○…平塚市立金目小、金目中を卒業し、現在は平塚湘風高校1年生。学校の教諭や友人からは「空手をやっているようには見えないと言われる」と苦笑い。放課後はららぽーと湘南ひらつかなどで友人と遊ぶ時間を楽しむ普通の高校生。一度道着に身を包み、練習場に来ると「道場のみんなと一緒に私もがんばろう」と戦う武道家になる。
○…「試合で勝つと心身ともに強くなったことを実感できる空手が大好き」と魅力を語る。所属する拳友会では初となる個人の「世界大会優勝」という栄冠にも奢らず、日々技を磨き精進を続ける。16歳以上になると、高校・一般の部として大人とも戦うこととなるが、「課題の蹴りをもっと上達させて、色々な大会で優勝できるように頑張りたい」と更なる高みを目指す。
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